序文

トップページ  >>  内容紹介  >>  序文

序文「はじめに」

冒頭部分

計量経済学 (econometrics) とは,経済学と統計学の境界領域を指す言葉であ り,経済学的仮説の検証や政策効果の分析に統計学の手法を用いようとする ものである。したがって,それは本来的に数学的な学問であると言える。しか し,いわゆる入門書に分類される書物では,計量経済学の理論を解説するにあ たって数学の利用を極力抑えようとするのが普通である。もちろん,数学的な バックグラウンドを持たない広い層の読者に計量経済学に興味を持ってもら い,ある程度その姿を知ってもらうためには,そのような入門書の果たす役割 は大きい。しかしながら,入門書を読み終えた後に少し先に進もうと思えば, 読者は,相当程度の数学的知識を身に付けるという課題に否応なしに直面する ことになる。

本書は,そのような現実を踏まえ,計量経済学の上級テキストへの橋渡しを 主要な目的として書かれている。また,計量経済学の理論だけではなく,プロ グラミングの技術を習得することも,本書における大きな目標の 1 つである。 プログラミングのスキルは,実際の経済データの計量分析や統計的手法の開 発・評価のための強力な武器となる。本書が想定する主な読者層は,学部レベ ルの統計学を学び終えた経済学部上級学生あるいは経済学系大学院初年度生で ある。もちろん,計量経済学に興味を持つ他分野の学生や社会人にとっても 本書は有用であろう。...

全文

「はじめに」の目次

  • 本書のねらいと前提とする知識 ... iii
  • 本書の構成と特徴 ... iv
    • 線形代数と統計学
    • プログラミング
    • 回帰分析の理論
    • 実習と問題
  • 本書の代替的な読み方 ... vi
  • ソフトウェア ... viii
    • インストール
    • 対応 OS とバージョン
    • フリー・ソフトウェア
  • 謝辞 ... x